色から学ぶ宝石図鑑

気分がいいとき、明るい色の洋服やジュエリーを身に着けたくなることはありませんか?私たちは日々さまざまな色を目にしていますが、どの色にもそれぞれ意味や特徴があり、身に着ける人の気分やイメージを左右する重要な要素です。

たとえば、オフィスでは清潔感のある白いブラウスを着て、友人とのランチではやさしい印象のピンクのカーディガンを羽織る…というように、TPOに合わせた“色”をあなたもきっと無意識のうちに選んでいるのではないでしょうか。

宝石にもさまざまな色があり、同じ宝石でも色によって受ける印象は大きく異なります。それぞれの色が持つ意味や効果を知って、ジュエリーを選ぶ際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

赤色(レッド)の宝石
赤色(レッド)の宝石画像

活力、情熱、興奮、積極的など、強いエネルギーをイメージさせ、しっかりと自己主張をして注目を浴びる色です。

ジュエリーに赤い色を取り入れれば、シンプルな服装と合わせてもキラリと目を惹くアクセントになります。困難に立ち向かうとき、新しい目標に挑戦するとき、炎が燃えるように情熱的な色が、きっと力を与えてくれるでしょう。

赤い宝石の代表格であるルビーのほか、絶妙な色の違いで種類豊富なガーネット、美しい海の中に生息するさんごなどをご紹介します。

桃色(ピンク)の宝石
桃色(ピンク)の宝石画像

女性らしさ、優しさ、恋愛を象徴し、身に着ける人に幸福感を与えるピンク。

リラックスした気分のとき、パートナーや気になる人とデートに行くときなどに、ピンクの洋服やメイクを選ぶ人も多いのではないでしょうか。ジュエリーもピンクのものを合わせれば、より女性らしい魅力にあふれることでしょう。

高貴さと愛らしさを兼ね備えたファンシーピンクダイヤモンド、バラの花のように美しいローズクォーツなどの宝石をご紹介します。

黄色(イエロー・オレンジ)の宝石
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イエローは太陽のような希望と明るい無邪気さを持ちながら、人の注意を引く色でもあるため印象に残りやすい色です。オレンジはレストランや食卓の灯りとしてよく利用されるように、温かさ、親しみやすさ、くつろぎを象徴する色です。いずれも明るく活発なイメージを与え、カジュアルな装いともよく馴染みます。

「黄水晶(きすいしょう)」の和名で知られるシトリン、11月の誕生石であるトパーズのほか、日本にも産地があり、奥行きを感じる独特の色合いが人気のコハクやサファイアの中でも稀少で人気の高いパパラチャサファイアも取り上げています。

緑色(グリーン)の宝石
緑色(グリーン)の宝石画像

青と黄色の中間色として「バランス」を象徴する緑。精神のバランスが整っている状態、すなわち癒しや安らぎといった意味を持ち、部屋の中にグリーンのアイテムや植物を置くだけでヒーリング効果が期待できます。また、新芽が芽吹く、草木がすくすくと成長するといったイメージもあり、転勤や引越しなど、新しい環境の中で成長したいという人にも力を与えてくれる色です。

5月の誕生石であるエメラルドのほか、ヒスイ(ジェダイト)、ペリドットなどをご紹介します。目にもやさしい緑色の宝石の数々にぜひ癒されてください。

青色(ブルー)の宝石
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冷静、集中、信頼感など、凛とした魅力を象徴するような青色。頭をスッキリさせてくれるので、「仕事や勉強に集中したいときは、デスクのまわりに青いものを置いた方がいい」とも言われています。晴れた空や澄んだ海を思わせる爽やかさで、男性にも好まれる色です。

青い宝石は誕生石にも多く名を連ね、サファイア(9月)、アクアマリン(3月)、タンザナイト(12月)などが挙げられます。その他ラピスラズリやトルコ石といった人気の高い宝石もご紹介します。

紫色(パープル)の宝石
紫色(パープル)の宝石画像

紫は、活発なイメージの赤と冷静な青の中間色で、緑と同様に心身のバランスを整える色として知られています。

また、古代から日本のみならず世界各地で高貴な色として捉えられてきた色です。身に着けるだけで、大人の女性らしい落ち着きと気品が生まれます。

「紫水晶」の和名で知られるアメシストが有名ですが、「世界三大ヒーリングストーン」の一つに数えられているチャロアイトなど、魅力的な紫色の宝石の数々をご紹介します。

白色(ホワイト)・無色透明の宝石
白色(ホワイト)・無色透明の宝石画像

純粋無垢、新たなスタートを意味する白。ウェディングドレスや白無垢に用いられ、女性の持つ自然な美しさをより引き出してくれる色です。

清潔感があり、万人に受け入れられる色でもあります。無色透明は「水」と「光」を象徴する浄化の色。周りの景色や光が写り込むことでさまざまな表情を見せ、その美しさは無限に広がる可能性を秘めています。

宝石の王様ダイヤモンド、不動の人気を誇るパールなど、世界各国で愛されている憧れの宝石が並びます。色がついていないからこそ、宝石そのものの輝きがより映えるのです。

黒色(ブラック)の宝石
黒色(ブラック)の宝石画像

高級感、重厚感、威厳を象徴し、ミステリアスな魅力に包まれた黒色。どんな色にも染まらないため、自分を曲げない芯の強さを感じさせる色です。また、日本では万葉集の時代から「艶のある黒髪=女性の美しさ」として称えられることも多いように、上品さや大人の色気を黒色から感じ取ることができます。

ブラックダイヤモンドなど、見つめていると吸い込まれてしまいそうになる美しい黒の宝石をご紹介します。宝石の持つ輝きが、洗練された印象を与えてくれるでしょう。

虹色・マルチカラーの宝石
虹色・マルチカラーの宝石画像

夢、希望、幸運といった万能感を持つ虹色。雨上がりの空に虹を見つけたときのように、眺めているだけで気持ちが明るくなる色です。多様性を象徴し、可能性に満ちた未来のイメージともつながります。

また、ひとつの石の中に異なる色を含む宝石や、光の当て方によってさまざまな色に変化する宝石もあります。こうした宝石には、遊色効果のあるオパールのほか、当てる光の種類によって美しく色を変化させるアレキサンドライト、2つのカラーが楽しめるアメトリンなどが知られています。神秘を感じずにはいられない、虹色やマルチカラーの宝石をご紹介します。

#色から学ぶMjc-odolly